私が音楽にこだわり続ける理由
音楽は私にとって、ただ楽しむだけのものではありませんでした。そもそも昔から、聴く音楽やアーティストを選ぶとき、どこか「曲を作ること」を前提にしていたような気がします。そのため、他の人と音楽性を合わせるのが苦手でした。結果として、バンド活動中に自分の音楽スタイルとのギャップに疲れてしまい、音楽を一度辞めたこともあります。しかし、現在は音楽性が合う仲間に恵まれ、充実した音楽活動ができていることに、本当に感謝しています。
多様な聴き方、深い考察
私の音楽の聴き方は、昔から少し独特でした。例えば、バンドの演奏を聴くときは、全体ではなくパートごとに集中して聴きます。ギターやドラム、ベースそれぞれの音に耳を傾け、そのアンサンブルを楽しむのです。さらに、ジャンルが異なる音楽を続けて聴いたり、作曲者の意図や感覚を想像したりと、ただ耳に入れるだけではなく、音楽の奥深さを感じ取ろうとしています。
また、「なぜこのシンガーの歌は心に響くのか」「どうしてここまでグルーヴが出せるのか」といったことを考えながら音楽を聴くこともあります。特にソウルミュージックを聴く際には、心を揺さぶられるような瞬間が多く、何度も涙し、そして勇気をもらってきました。
音楽がもたらす影響
一般的に世の中のヒットソングには、視聴者の心の表れがあると感じています。私もこれまで、さまざまなアーティストや作曲家から感動やワクワク、哲学的な思索、癒し、かっこよさ、エネルギッシュなパフォーマンスなど、たくさんのものをもらいました。そして今度は、自分の音楽で同じようにリスナーに伝えられる存在になりたいと思っています。
これからも、スタンダードな音楽の深みを追求したり、斬新でアートな音楽を創り出したりと、様々なスタイルに挑戦していきたいです。また、何十年も前に聴いた音楽が、曲を作っているとふと頭の中でよみがえることがあるのも不思議です。細かいフレーズまで覚えている自分に驚き、音楽が深く自分に刻まれていると実感します。
音楽が持つ「心を通わせる力」
音楽には、その時の気持ちや感覚に戻れる力があります。今振り返ると、心に残る音楽とは、やはり人の「心」を映しているものが多いと感じます。作家や演奏者、シンガーの気持ちが込められているからこそ、共感が生まれるのだと思います。
私も、自分の音楽を通じて、リスナーに何かが伝わるような歌を作りたいと心から願っています。人間同士が心を通わせる、そんな瞬間を音楽で感じられるような作品を作り続けたいと思います。
影響を受けたアーティスト、シンガー、音楽作詞作曲家
イーグルス、キャロルキング、オフコース、カーペンターズ、カーディガンズ、ハウンドドック、ブライアンフェリー、井上堯之バンド、エコー◦ザ◦バニーメン、ラッシュ、イエス、ブライアン◦セッツァー、ユニコーン、マッドネス、スピッツ、INXS、メンアットワーク、チャー、アズテック◦カメラ、米米クラブ、エイジア、大澤誉志幸、ボブディラン、バービーボーイズ、ロンカーター、デイヴィッド・サンボーン、ボビーコールドウェル